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学校長ブログ

好きに優るものはない

 日本の学校は、学ぶことの苦手意識を助長し、学ぶことを嫌いにする。-
つい最近誰かがそんなことを書いていたのを読みました。正直、確かに・・・と思います。
 なぜだかそんな記事を、岩嵜教生の研究授業を見ながら思い出していました。
授業のテーマは「SDG‘Sのポスター制作」複雑な事象を単純化し素材を作り、新たにポスターをデザインする。とにかく、そもそもアイディアが面白い。初めて見た田中一光さんの『japan』や『一羽の鳩』のポスター、原爆のきのこ雲に鳩といった発想が常人には思いつきません。
月並みですが、表現というものは無限の可能性を持っている、ということを教えられます。 
「教科書いらないでしょう?」
「いや・・・そうでもないですよ・・・」
と担当の緒方先生。
芸術創造コースの根底には、何より、芸術が「好き」だという気持ちがあります。他と能力を比べられることで嫌になるとか、他の教科のように、どうしても優劣を付けることにこだわってもいません。ただただ、“好きに優るものはない”ということを実践してるいだけです。でも、ただそれだけのことができない学校がなんと多いことか・・・学びを好きにさせる、実はこれからの日本の学校の大きなテーマです。でないとやがて学校はいらなくなるでしょう。わたしは、そう感じています。
岩嵜教生の授業、よかったと思います。ただ、ちょっと思ったのは、わたしなら感想を書かせることはしない、ということです笑。お疲れ様でした。

教え方のプロ

 まさかまさか、着付けの授業を見学することになろうとは・・・笑。
商業科の松藤先生と
「課題研究、見学したいんだけど・・・」
「だったら着付けがいいんじゃないですか?派手ですから・・・笑」
 何気ない会話でした。担当の伊勢田先生にお願いし、遠慮がちに4階の礼法室に入ると、
浴衣姿の3年総ビの面々。 まさにうら若き乙女たち、いずれ菖蒲(あやめ)杜若(かきつばた)・・・ちょっと古いか笑。とにかく、お世辞抜きで麗しい。間違っても、馬子にも衣装なんて言ってはいけません笑。浴衣姿がよく似合っています。
 ところで、それはともかく一番驚いたのは、伊勢田先生の教え方の上手さでした。何気なくされていましたが、自分が着付けをやりながら着付けを生徒に教える、というのはとても難しいと思います。
子どもに箸の持ち方を自分が箸を使いながら教える場面を想像してみてください。簡単ではないはずです。 動作を言葉にして相手に伝え相手の動作を変える、これがちゃんとできる人は、もうそれだけで“教え方のプロ”です。それに、無駄な話がいっさいない。流れるような所作と生徒それぞれにあったわかりやすい言葉で、伊勢田先生は、生徒達の着付けを自然に導かれていました。いや、感心しました。時間の都合で最後まで見られなかったのが残念です。
今回は浴衣の着付けでしたが、また別の時間に伊勢田先生の教え方を学びに行きたいと思っています。あっ、3年総ビの生徒たちもがんばっていました!

若者に学ぶ時代

 
ポップな若者と話をしました!
「校長先生、教科は何ですか?」
「数学です。」
「数学ですか!実は、わたしも2年間石垣の久米島で数学の教師をやっていました。」
「えっ、ではなぜ今、エヴァンジェリストなのですか?」
「教育をICTの力で外から支えたいって気持ちがもともとあって、まずは現場を知らないといけないと思い・・・」
 はじけそうな熱意ときらきらした瞳で語る彼は、『code Takt』の古谷龍二さん。隣には若くして営業担当を任されている西川枝里さん。教育支援アプリ『classi』の研修講師として来ていただいた若いお二人ですが、興味深い話と素敵な人生観に惹かれ、ついついブログに載せてしまいました笑。
 
教育とICTの今後について校長先生はどうお考えですか?」
 
 ホットでストレートな質問。わたしも持論を語ります。会話が弾む中、あらためて思います。やっぱり“若者に学ぶ時代”なんだなと。-
 年長者の経験が活きる時代はもうすでに終わっています。VUCA(ブーカ)の時代。誰も答えがわからない。経験ではなく、誰でも常に学び続けないといけない。誰から何を学ぶのか?学ぶ価値のあるものとは何なのか?テクノロジーの進化、多様化するライフスタイル、あふれる情報・・・わかっている人にはわかっています・・・そう、今は年長者が“若者に学ぶ時代”なんです。だからこそ面白い笑。
 古谷さん、西川さん、また機会があったらいつでも校長室に笑。本日はありがとうございました!

「なぜ?」と「アウトプット」

科学技術費を30%増加して、化石賞をもらった日本の汚名を晴らすべきです!」
「30%の増加って具体的には何をするんですか?」
「子どもを安心して生み育てる国にするべきです!」
「子どもを産まない選択、多様性はどうなるんですか?」
 2年特進コースの特別授業。財務省の方による『国家予算を作ってみよう!』での各班からの提案。喧々諤々(けんけんがくがく)とまではいきませんが、話し合って決めた主張を堂々と発表し、質問に答えます。心なしか、いつにも増して生徒達は生き生きとしています笑。
 これまでの学校にずっとずっと足りなかったもの。そして、今、いや、これから特に必要とされているもの・・・
「なぜ?」と「アウトプット」-
 学校は、学問という人類の文化を学ぶはずの場所なのにほとんど「なぜ?」がありません。どうしてでしょう?その理由は、「なぜ?」を問う人材よりも、与えられたことに素直に従う人材を社会が必要としていたからです。だから、「アウトプット」も必要なかった。しかも、いまだにそんなことが続いている・・・(おろか)としか言いようがありません。でも、もう限界です。学校も変わらないといけません。
 さすが2年特進コース。わたしには、彼らの粗削りな議論の光景が、「なぜ?」と「アウトプット」を創り出していく力になる、そんな可能性を感じました。議論に耐えうるメンタルと知識がしっかりと身につくことを期待しています。
遠方よりお越しいただいた財務省の方々、ありがとうございました!

生徒を見るということ

「わたしは、毎朝、あなた達の集中する力はすごいなあ、と思って見ています。」-
 
 2年10組、現在担任の代行をお願いしている小川先生のHRは、この一言で始まりました。教壇に立つ小川先生。けっして別の仕事をするでもなく、ましてや教卓に座るでもなく、じっと一人一人の生徒達に優しいまなざしを向けています。
HRを回っていると、生徒達のことはほったらかしで、教卓に座り、自分の仕事に没頭している担任の姿をよく目にします。別にたしたことではない・・・確かに、そうかもしれません。でも、われわれは、心を持った生徒達を日々相手にしています。機械のように何も変わらない日常なんてあり得ません。悩んだり、苦しんだり、喜んだり、そういった生徒達の悲喜こもごもの中に成長の芽がある。どんな時間であろうと、その成長の芽を見逃してはならない。生徒を、日々見るということの難しさを謙虚に自覚するところから教師の仕事は始まる。今朝の小川先生の姿を見ながら、わたしはそんなことを思いました。
 
 小川先生が、2年学年主任の森先生に
「2年10組、みんないいですよ~ほめてください!」
と言われたそうです。それを聞いて、今朝、2年10組を見に行こうと思いました。
 
「今日は、2限目からテストで嫌だなあって思うかもしれない。だけど、今みんながやっている勉強は、必ずみんなのこれからに意味がある、わたしはそう信じています。だから、一生懸命に取り組もう!」
 
意味のある話をすれば、生徒達は目をきらきらさせてその話を聞きます。うなずきながら・・・2年10組、小川先生の言う通り、しっかりがんばっています!

母校に錦を

とりあえず4階に、と思って1・2号館奥の階段をあがっていると、なぜか2階の教室が気になって、どうしてなのか、すっと引き込まれるように入ってしまいました笑。
 クラスは3年8組。担任は本校卒業生の宮本真菜先生。
ぱっと見て思います。3年8組の朝はばっちりです。
ほんとうに素晴らしい。誰一人ぼんやりしていない。
それぞれが、明日行われる模試の「ワンウィークトライアル」をやったり、これから挑む検定の勉強をやったり、自然に力まず、やるべきことをしっかりやっている。
“よし、やるぞ”という空気がみなぎっています。やっぱりそうなんだ。
だから、ここ最近の総ビ、いい結果が出るはずです。
 
「6月後半は、検定ラッシュが続きます。コロナ感染者が増え始めているから、くれぐれも体調には気を付けて、検定ラッシュを乗り切ろう!」
 
 宮本先生の激が飛びます。教室には、気持ちのよい緊張感。
学生の頃の宮本先生は、中央が大好きで、細やかな気が利く人の心がわかる生徒で、当時学年主任だったわたしをよくサポートしてくれました。思い出すのは卒業式のサプライズ・・・学年の担任の先生方全員を感激させたい、と実に心のこもった音楽や動画を当日の朝まで創ってくれました。
改めてありがとう。
そんな宮本先生が、今、母校の教壇に立っています。感無量です。

故郷に錦をならぬ、“母校に錦を”-

 大きな飛躍と、感動に満ちた教員生活でありますように。ふらっと訪れた教室で、またささやかなドラマの息吹を見つけました。
やっぱり学校は教室が舞台です!

「どうせ」と「まあいいや」

 10数年前の中央、教師達も生徒達も思っていたこと。-
「「どうせ」中央だから・・・」
「中央だからこれぐらいで「まあいいや・・・」」
 先日の後援会総会で、保護者の皆様にそのことを話しました。わたしの中央での“歩み”。もしもその“歩み”を闘いというのならば、それは文字通り闘いだったと思います。生徒達と向き合う中で、いつだって、「どうせ」と「まあいいや」と闘っていました。
 
 学校にいると、われわれの指導について苦情を耳にすることがあります。生徒達からも、保護者の皆様からも・・・時代と言えば時代でしょう。でも、間違ってはいけません。教師が、本気で叱らなくなったら生徒は育たない。教師が、悪いことを正さず逃げてしまったら生徒達の大切な成長が失われる。そして、学校はまた「どうせ」と「まあいいや」に逆戻りする。
 
昨年まで、授業開きのときに必ず生徒達に聞いていました。
「わたしの印象は?」
すると生徒達は必ず
「怖い・・・厳しい・・・笑」
と答えます。そうでしょう。何を隠そうわたしは熊本中央高校でも遠慮なく叱るし、厳しい教師だから笑。でもだからこそ、わたしは必ず次のような話をします。
 
「「どうせ」中央生だから、これぐらいで「まあいいや」とは絶対に思いたくはない。だから怒るべきときは怒る。でないとみんなの成長が失われる。それに、もう二度と「どうせ」と「まあいいや」の学校にはしない・・・だから、怒るべきときは怒る。」
 逃げたり、目をつぶったり、避けたり、あやふやにしたり・・・、生徒の成長のために、われわれは楽な道は絶対に選びません。覚悟を持って生徒達と向き合っています!
 多くの方々に、この思いと姿勢をご理解いただけたらと思っています。

スーパーダンディー徳本

陸上の山形の指導者と言えばわかりやすいでしょうか?-
 なんでこんなにいつまでも格好いいのか笑。スーパーダンディー徳本のクラスを見学しました。2年7組です。昨年の彼らを知っているわたしには複雑な思いがよぎります。
しっかりがんばっているのか・・・中だるみはしていないか・・・せっかく1年かけてつかんだ自信・・・自分だってやれるんだ・・・やればできるんだという確信・・・そういった“大切なもの”が今ちゃんと活かされているだろうか、と。-
教室に電卓をたたく音が響きます。手を止めたある生徒に
「それ、本気でやっているの?」
と聞くと
「はい、本気です。」別の生徒は
「いや、最初軽く流してから・・・」
「なるほど、かっこいい。」
 そうでした。ここは総合ビジネス科でした。担任がさわやか過ぎてそれさえも忘れてしまいます笑。でも、スーパーダンディー徳本のクラスは必ずよくなります。成長します。それはなぜか?彼には、教師にとってもっとも大切な“ハート”があるからです!
今年のスーパーダンディー徳本。陸上部があります。2年7組の担任もあります。そして中学生のみなさんに中央をアピールする“中央の顔”という大切な仕事もあります。でも、彼はそんな多忙な中でも、大変とか、忙しい、なんて言葉を口にしません。それが“ハート”です。少しぐらいのことで「忙しい、忙しい」と口にする教師にいい教師はいません笑。
みなさん、今年のスーパーダンディー徳本、注目してください!

教師になりたい!

 本日から熊本中央高校に5名の教育実習生が来ました。-
 
 ふと、自分のことを振り返り思います。
教師になってしばらくの頃、うまくいかなくて、つらくて、自信がなくて、できないことばかりで、思い悩んだ日々。-
 あれからおよそ30年あまり、たくさんの生徒達、教師達と出会い、嫌なこともうれしかったこともいろいろあって、今つくづく教師になってよかったなあ、と。
「みんな、教師になりたいの?」
「はい!」全員がそう答えます。
「みなさんにとって教師の仕事の魅力って何ですか?」そんなストレートな質問を交えながら、短い時間、和気あいあいと話をさせてもらい、実習生の“わくわく”を分けてもらいます。
 
 わたしは、若者が大好きです(赤ちゃんから、もちろん生徒も含めた)笑。その未完成のひたむきさが、きらきらした思いが、嘘のないほんとうがわたしの心を熱くします。 
5名の教育実習生も元気に、物おじせず、笑顔で堂々と思いを語ってくれました。
 
 教師になりたい!-
 
 ぜひ、その思いを実現してほしい。教師という仕事は、他の職業では絶対に得難い“感動”を得られる仕事です。どんな仕事よりも自分らしくいられる仕事です。
その夢がきっと叶いますように・・・それが、わたしから、実習生のみなさんへの心からのエールです!

生きていく強さを

3年看護科の病院実習が始まります。生徒達に話しをしました。
 
「病院実習だから大変とは思わず、ここでもう一度「覚悟」を決めるいい機会と思いなさい。」
 
 まだまだ高校生だと思えば厳しいかもしれません。ですが、看護科にいる以上、看護師になるという「覚悟」を決めないと、その思いは叶いません。
 
成績が悪い、能力が低い・・・だから看護師は無理・・・よくそんな勘違いを聞きます。でも、そんなことが看護師になれない原因ではありません。そもそも人の能力なんてわからないし、努力次第で変わっていくものです。それに、これまで多くの先輩達が、勉強は出来なくても、何かあるたびに仕切り直しをして、「覚悟」を決め、看護師なっていきました。大切なことはその「覚悟」があるかどうかです。そして、「覚悟」があるかどうかは自分にしかわかりません。
 話の中で、厳しいついでに、あえて“人生を失敗する3つの特徴”という話もしました。
 
ルールが守れない。
感情をコントロールできない。
人のせいにする。
 
 どうでしょうか?別に看護科の生徒達だけではありません。こういったことを自覚して克服する、自分を見つめ、考えるために生徒達は学校に来ています。
“生きていく強さ”とは、そういった自分の在り方を一つ一つ時間をかけて克服していくことから始まります。3年看護科の病院実習がその一助となりますように・・・

すべての高校生にエールを

書道部出展作品
 志を持った高校生がこんなにいるんだ。-
 
 高校総体の開会式に参加して、あらためてそう思いました。みんないい顔しています。
何かを求めて、何かを目指して、そんな青春の“志”がひしひしと伝わってきます。もちろん熊本中央高校の生徒達も。
 午後から参加した総文祭の開会式。高校総体に負けないぐらいの熱で、ステージを盛り上げます。熊本中央高校からは「写真部」「書道部」「美術部」が出展していました。
 すべての高校生にエールを。-
わが校だけではなく、すべての高校生ががんばる総体・総文祭になるように。
 最後に苦言を一つ・・・来賓の長い挨拶、もういらないのでは笑・・・みなさんはそう思いませんか?

中央生は本番に強い!?

 今日は、総文祭開幕を告げるパレード!
 写真をたくさん撮ってきたので、文章は短く笑。
 PM15:40。新市街入り口に登場したわが中央高校の生徒達。Dr.スランプアラレちゃんがいます。ドランゴンボールの悟空も、そしてフリーザーもいます。えっ、これでいいのか~いやいや、聞くところによると他校との違いを強調したいとのこと。強気、かつ挑戦的です笑。
整列完了!いよいよスタートです。わたしの心拍数もあがってきます。大丈夫なのか・・・不安がよぎります・・・心配です・・・
 でも、「必殺仕事人」のテーマで始まったパレード。息もぴったり、気合とやる気が、響きあう音にのって、わたしたちにビシバシ届いてきます。うまい、うまい。
やるな~すごい。やっぱり、中央生は本番に強い!そうなんです。大丈夫かな、大丈夫かな・・・と心配していても、中央生は本番必ずベストの結果を残します。これが熊本中央高校の伝統なんです笑。みなさん覚えておいてください~
 

教えることは学ぶこと

 数日前のこと、3号館の階段を下りていると声をかけてくる生徒が、
「先生、先生に統計学を習ってもいいんですか?」
「えっ、もちろん」
「そうなんですか~?」
 わたしを何と思っているのでしょう笑。校長だからかな・・・校長は勉強を教えてはいけない・・・生徒もいろいろ考えるものです。でも、熊本中央高校に、そんなつまらない建前はありません笑。そもそもわたしは学校の先生です。
真面目で、ストイック、静かな中にふつふつと沸き起こる闘志を感じさせるそんな生徒は、3年総合ビジネスのホープ、馬原(こう)君。一見おとなしそうですが、いい目の輝きをしています。
総合ビジネス科の職員室に行くと、馬原君が、勉強を教えている姿をよく目にします。
「ブログに載せてもいい?」
「はい」
 はにかむ馬原君がちょっとうれしそう。先輩が後輩を教える。今の総合ビジネス科の職員室では当たり前の光景です。そして、それが中央総合ビジネス科の力になっています。われわれも同じです。
“教えることは学ぶこと”-
面白いんです教えることは、でも、その面白さを言葉で伝えるのはもったいない。機会があったら総合ビジネス科職員室で馬原君に聞いてみてください。
さて、何と答えるやら・・・笑。

能ある鷹は爪を隠す

今朝は、中央のナイスガイ、岩下聡先生の2年5組です。
ドアを開け、教室に入ると、全員が「ワンウィークトライアル」をやっています。そうでした、ここは総合探究コース・スキルアップ。世にあるさまざまな検定取得を目指す優秀?なクラスです。
「キャリアチャレンジの自己紹介カード、今日中に仕上げて~」
 岩下先生、机間巡視しながら声をかけ、生徒一人一人の“朝の様子”をこまめに見て回ります。基本です。
「では、机の上を片付けて、朝のHRの準備をします~」
 さっと動く生徒達。
 わたしは、どんな話が聞けるのだろうかと身構えました。たいそう熱い話が聞けるだろうと。岩下先生ぐらいナイスガイの雰囲気があれば、何を話しても許されそうです笑。
クラスの生徒全員が顔を上げ待ち構えます。1人がわたしの方をちょっと振り向く。
「気にしないでいいよ~」と岩下先生。
 連絡事項が始まります。そして、最後
「週の中日だからがんばっていこう!」
 拍子抜けでした笑。きっとわたしがいたからでしょう。熱い話、封印したようです。まあ、仕方ない。“能ある鷹は爪を隠す”。そういうことにしておきましょう~

担任の腕

2年生で評判?のクラス2年4組。担任は、中央のスーパーサブこと泉由美先生。
「今朝、HR行くから~」
「ウェルカムですよ~もぐら叩き見に来てください~笑。」
ということで、“もぐら叩き”見学です。
 そっと教室に入ると、机の上はちゃんと片付けられていてアンケートの記入にみんな一生懸命です。以前ブログに登場した馬場君もがんばっています。
「先生、郵便番号がわかりません~」
「先生、電話番号は書くんですか?~」
「先生、何がもらえるんですか?~」
確かに”もぐら叩き“です笑。でも、さすが泉先生、机間巡視をしながら声をかけ、順番にひとつひとつさばいていきます。
 昨日も書きましたが、この時間の「目的」は何なのか?担任がしっかり把握できていると的確な指示が滞りなく出てきます。まさに、“担任の腕”です!
「校長先生に話しかけるとブログに載せてくれるよ~」
 激しい雨の朝、曇る窓ガラス。じめじめした空気を洗うように、なごやかで、落ち着いた雰囲気の朝のHRでした。泉先生、さすがです笑

今日から2年生

「朝のHR行くから~」とわたし
「えー」と目が点になる光井先生。隣で泉先生が
「ウェルカムですよ~」
変な会話です。
 さて、教室に行くと、いきなりルール違反発見!はい、仕方ない、仕方ない笑。
「ワンウィークを出して~」と光井先生
 なかなか出さない生徒が数名。ものすごく熱心に、始まる前から取り組んでいる生徒もいます。おっ、なかなかです・・・正直、課題が多いクラスだなと感じました笑。
でも、それはけして悪い意味ではありません。課題があって結構。それを解決するために学校に来ているのです。
われわれ教師は、それがまた使命であって、何よりおもしろいのです!
 
担任も生徒達も、今この時間の「目的」は何のか、を考えているでしょうか?-
 光井先生、クラスの生徒達に聞いてみるといいです。
「この時間の目的って何だと思う?」
別に「目的」を担任だけで決める必要はありません。せっかくの朝のHRです。「目的」を持つだけでがらりと変わります!
 今日から2年生スタートです。各クラス、待っていてください!

ザ・一宮ワールド

中央の数学と言えば、そう、おなじみ一宮先生です。本日の授業参観。彼女の授業を見に行きました!
「明日は授業見に行くから~」
「来ないでください。普通に授業しますから~」いつも通り拒否られます笑。
 
 ぱっと見て感心すること、「場の雰囲気を支配する力」、「生徒を授業に巻き込む力」。この2つの力は、ほんとうに卓越しています。ぐいぐい授業をひっぱる。けれど、まったく強制されている感じはしない。この雰囲気はなかなか作れない・・・まさに一宮ワールドと言った感じです。
「黒板にない数はどうするの?」
 「実数ってなに?」
 「いや、0は何数?」
 考えさせる場面あり、ちょっと意地悪な仕掛けあり、授業参観なんて何のその、むちゃくちゃ反応のいい3年1組とあいまって、いい授業だな~と、ご覧になっていらした保護者の皆様もきっと思われたのではないでしょうか?すばらしかったです。
ただ、ちょっとほめすぎたのでだめだしを1つ。授業のはじめにあった発問です。
 「実数の反対は何ですか?」
何でしょう?わたしも知りたいです。教えてください一宮先生笑。

新たな一歩を

「授業で自分の力を試したいんです。」-
 その言葉がわたしの印象に残っています。そんな言葉を胸に、今年から本校に来られた小森先生。
情報Iの授業を見学に行きました。2年1組です。
「じゃんけんで勝った人が負けた人をほめて~」なかなか面白い導入。アウトプット、アウトプット。みんな元気いっぱいです。

次は動画鑑賞、TEDトーク『キャロル・ドゥェック教授 必ずできる!未来を信じる「脳の力」』が始まります。

 生徒にとって意味がある、ためになると確信を持てたものをどんどん授業で使っていく。日頃からその意識がないとなかなかできません。小森先生、よく勉強しています。すばらしい。

「校長先生が授業を見に来るの、3段階ぐらいにしてもらえませんか?明日はまず第1弾・・・」

なんて謙遜していましたが、どうしてどうして感心ばかりですよ、先生笑。

 小森先生の新たな一歩が、次の一歩、また次の一歩へと・・・熊本中央高校で(つむ)がれていく。楽しみです。先生の物語(ストーリー)に幸多からんことを~

中央アートの先導者

学校ってどこも同じだと思っていませんか?
学校っておもしろくないと思っていませんか?
 
 そんな人は、熊本中央高校3館4Fに来てください。
なんて自由だろう~なんて面白いんだろう~きっと、そう思うはずです!
何が面白いのか?-
それは、“わからない”が面白いんです笑。
わたしはそんな自由な熊本中央高校芸術創造コースが大好きです。たくさんの“わからない”をいつも伝えてくれます!中央アートは“わからない”だから面白い。
 許可が出たので紹介します。中央アートの先導者2人です。左が中村妃先生、右が緒方先生です。中央アートの先導者。-
今年の作品が楽しみです!みなさんもどうぞ3号館4Fに~

教師の実力

「What do you usually do after school?」
「What do you usually do on weekend?」
 
 質問はたった2つですが、盛り上がります。やっぱり英語は言葉です!話せないと意味がない。「寝ています」「歩いています」「食べています」堂々?と英語で答える生徒達。興味深く聞き入る教室は、瞬間、ぱっと花が咲いたように笑いの渦に包まれます。
 中央スペシャリスト集団の1人、トリリンガル、英語のアルワザニ先生の授業を見学しました。今日は、1年8組総合ビジネス科です。
 楽しい授業を。-
よく言われることです。特別で、非日常的で、おもしろいネタを使って授業をする・・・それが面白い授業?何もわかっていない人はそんなことをよく言います。でも、違うんですよね。その程度では、残念ながら授業は永遠に面白くはなりません笑。
面白い授業の条件。それは、教師の実力です。教師に実力があれば、いくらでも楽しく、おもしろく、興味深くなる。今日だって何も特別なことはしていません。でも、楽しい、面白い。まさにアルワザニの実力です。
英語が言葉であって人と会話するためのものだということ。-
「身に付けてね~紙に書けるだけじゃなくて、言えるようにね~」
 ほんものに優るものはありません。それが教師の実力です!

ほんとうに大切な4つの力

教室に入ってまず驚いたこと。なんと、なんと全員が読書をしている!
 担任の先生がすすめているのか、それとも本を読むのが好きなのか・・・読書集団、1年4組の朝のHRです。担任は、「チーム学校」を標榜(ひょうぼう)する1年学年団のお姉さん的な先生。
 
 「学力」が大切と人は言います。でも、その「学力」が何なのか、きちんと説明できる人はほとんどいません。きちんと説明できもしない言葉で、当然のように生徒達を選別している・・・嫌ですね笑・・・とても残念なことです。
学力よりもほんとうに大切な力。それは、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの力です。読書は「読む」力を、HRの話は「聞く」力を、意識さえすれば確実に伸ばしてくれます。
 
「自分では、たいしたことはないと軽く考えていたことが、周りに迷惑をかけてしまう。」
 
4組の生徒達は、担任のこの話を、どう聞いたのか?-
真剣なまなざし、うなずく姿勢。話を「聞く」って実は難しいんです笑。これからしっかりと「聞く」力が鍛えられますように・・・
 五月晴れの朝、遠くの景色がぼんやりと映る窓の向こうを眺めながら、そんなことを期待しつつ教室を後にしました。

グランドピアノ、お披露目です!

 はじめて調律を見ました。ほんものです!見たと言ってもほんの数分間。実際にはざっと1時間半かかったようで、一音一音に魂を込めて響きを調整していく職人さんの集中力。驚きです。さすが匠の技。-
 
 一昨日、わが校に新しいグランドピアノが届きました。当たり前ですが、いたるところ光沢があって、艶々した輝きがいかにも新品という風格。どんな音を響かせるのか?
思わず、音楽担当の大塚先生に
「初弾きしますか?」と尋ねると、「もちろんです!」と満面の笑顔。
根っからのピアニスト魂に火が付いた模様笑。
 弾いてもらったのは、バッハの「平均律グラヴィーア」。-
調和的に繰り返される主題と通奏低音。規則的でありながら、なぜか心の奥を震わせるバロックの旋律。音が広がり、空間がうねります・・・
でも、音楽を言葉で語ることは無粋です笑。もうやめにします。
調律師さん、大塚先生ありがとうございました。

掃除道

 森智也は、ベテランだが若々しい。中央が誇るスーパー熱血教師。あと2回ぐらいスーパーをつけ足してもいいぐらい熱くて、粘り強く、しつこい、いや、あきらめない笑。知る人ぞ知る有名人である。学年主任の彼は、年度初めの学年集会で、とにかく掃除にこだわることを強く訴えた。そんな彼に
「2年生で、もっとも掃除をがんばるクラスは?」と尋ねてみた。
「う~ん、どこもちゃんとやっていますけどね・・・」
「なるほど、じゃあ、その中でもって言われたら?」
「そうですね・・・2の1か、2の2ですかね・・・」
 掃除の時間、さっそく、3号館2Fから3Fに掃除を見に行く。
 
「2年生で掃除を頑張るクラスだって森先生に聞いたから取材に来た!」
 2の1も2の2も、にこにこと明るくてきぱきと掃除に励む。熱心に床を拭く姿。黒板を新品同然に磨き上げる。
 足元のごみ一つ拾えぬ者に何ができるだろうか。-
確か、ベストセラーになった『掃除道』の著者鍵山秀三郎さんがそんなことを言っていたような。
熊本中央高校にも、伝統的に同じような思想が、不文律としてあるのだろう。
掃除に取り組む生徒達のすがすがしい姿を見ながら、ここにも「中央らしさ」の一端を見たような気がした。

思いを力に

今の時代、もっとも勉強しなければならない職業の一つが教師です。
知識や考え方は日々アップデートされ、テクノロジーの進化は日々加速していく。いったい何が答えなのか?・・・何をすれば安心できるのか?・・・VUCA(ブーカ)の時代の教師達は、常に勉強しなければ、その存在意義がなくなっていくでしょう。
ということで、中間テストの初日、職員研修を企画しました。長らく進路指導室に常駐してもらっている辻さんを講師に。
「せっかくやるんだからいいものにしてくださいよ!」
「いや・・・そんなにプレッシャーかけないでください笑。」
 外部の人を招いて行う研修も大切です。でも、わたしは、中央の先生方が、それぞれで企画した研修や提案、あるいはケーススタディを自分たちでお互いに学びあうことの方がより大切だと考えています。
 なぜなら、そこにはきっと“中央への思い”があるから。-
一般論ではない“中央への思い”。それを学校の力に・・・
誰も賛同していませんが笑、職員による研修、活発化していきます!
 

テストが物語るもの

中間考査があります。放課後残って仲間とともに勉強、勉強、まだまだ気楽?な1・2年生の笑顔。1学期の成績が進路を決める3年生は、固く張り詰めた緊張感の中、集中がマックスです。
明日からの中間考査。学校中がテスト対策一色に様変わりです。
 わたしはテストが嫌いです笑。いや、テストだけで生徒達の学力やがんばりを決めつけようとする思想が大嫌いです。
たとえ点数は取れなくても、授業に真剣に参加して、真剣に考え、あきらめず、がんばっている生徒達はたくさんいます。それがわかっているからこそ、熊本中央高校の教師達は、テスト勉強を頑張る生徒達に真正面から向き合います。
普段の頑張り、普段の努力がきっと報われるということ・・・そういった希望を伝えたいから・・・これもまた大切な「中央らしさ」の一つではないでしょうか。
 たかがテスト、されどテストです。テストが物語るもの。-
 がんばる生徒達。いい結果がでますように。

学校は、必要なんです。

学年対抗で行われる体育祭。驚くべきことに今年初めて1年生が総合優勝しました。
その原動力になったクラス。そう、1年5組の朝のHRを見学しました。
「特別何もないですよ。」
担任は、世界史オタクで意外と熱血なベテラン教師。謙遜です、謙遜笑。
 教室に入ると、「おはようございます。」という元気な声。だからといってざわつくわけではなく、あさってからの中間テストに向けて、勉強に没頭する姿に緊張感があります。
 担任は、こんなことを語っていました。
「何かをなすためには、自分一人の力だけではなく、仲間や環境も大切です。お互いにそういった仲間や環境が創れるよう、気づかいや、声掛けをしていこう!」
 何のために学校に来るのか?-
 世間の一部では学校不要論がまことしやかにささやかれています。でも、どうでしょう?ほんとうに学校っていらないのでしょうか?
AI技術やテクノロジーがあればもう必要ないのでしょうか?
その問いに対する答えが、今朝の1年5組の担任の言葉にあるかと思います。
「特別何もないですよ。」
そんなことはありません。飾らない言葉の裏に、熱い思いや願いがあること。だからこそ学校は必要なんです。
みなさんはそう思われませんか?

無垢でピュアでハートフル

 先日、後援会の運営委員会でのこと。副会長さんからいきなり写真↓を見せられました!
「この子、遠足のとき、ずっとずっとごみを拾って歩いてきたみたいなんですよ~」
「えっ、そうなんですか?」
いきなり、驚きの告白。いやいや、ずっと・・・ほんとに?
本校の遠足は、いわゆる遠足とは名ばかりで、そんなに生易しいものではない。いや、あえて言うなら過酷な競歩だ笑。
ちなみにわたしも、限界ぎりぎりでなんとかたどりついた次第。全行程12km・・・時間にして約3時間・・・その間中、ごみを拾ってきたなんて・・・思えば思うほど、驚愕(きょうがく)でしかない。

 「中央にはこんな生徒がいるってみなさんにお知らせしてください。輝かしい経歴とか業績だけではなくて、ささやかだけど、すばらしいことを自然にやっている生徒がいるって・・・」
副会長さんもなかなかの人物である。言うことが教育者そのものだ笑。
 
ということで、翌朝、本人を捕まえて
「ブログに載せたいだけど・・・名前と、画像を掲載していいかな?」と聞いてみた。
「えっ、何の話ですか?」と、まったく憶えていない様子できょとんとしている。
  さすが“善者は弁ならず”である。面白い生徒だ。無垢(むく)でピュアでハートフル。-
 
この生徒の名前は、男子バドミントン部2年4組馬場和希くん(荒尾海陽中出身)!
副会長さん、ちゃんとアナウンスしましたよ~ありがとうございました!

すべてのことに意味がある

「おはよう!」「はい、始めます!」
 
思いのほか、大きくてはっきりとした声。学校の先生みたいです笑。今年、わが校で初担任、理科の若手ホープの朝のHRを見に行きました。
「提出した問題を、もう一度丁寧に解くこと・・・そうすれば大丈夫だから・・・」
 何度も繰り返される担任の言葉。
 言いたいことは一つだけ。それはおそらく「大丈夫なんだ」ということ。―
 
 学校は生徒が主役だと言います。でも、それってどういう意味でしょう?決められた日課、決められた時間、決められた行事・・・いったいどこが主役なんだ!って言いたくなるでしょう。そうなんです。
“すべてのことに意味がある”と思えなかったら主役にはなれないんです。だからこそ、先生は、「大丈夫だ」ということを強調しています。“すべてのことに意味がある”と思えれば、みんなは主役になれると・・・
 一見すると落ち着いている。でも、まだまだそのことに気が付いていないあどけなさ・・・それでいいと思います。これから担任の先生とともに成長していってほしい。そして、いつか、そのことに気が付くとき、ほんとうの意味で主役になれるときが必ずきます。
 
 顔をあげ、しっかりと話を聞くすがすがしい雰囲気に、そんなことを思った朝でした。

孤軍奮闘

 このコース、この分野はこの教師だ!
 熊本中央高校には、そんなスペシャリストの教師達がたくさんいます。中央の”売り“、それがスペシャリスト集団です。
本日2限目、そんなスペシャリストの中でも、福祉っぽくは全然見えないけれど、福祉一筋、中央の福祉リビングを孤軍奮闘、一人で引っ張る教師の「中央のえんがわ」見学です。
「無理されなくていいですよ~」
普段は寡黙で、人のことなど気にもしない風の彼が、そんな優しい言葉を投げかけます。
さすが、スペシャリスト。
 「ここで、けっこう負荷がかかったので、遠慮なく水分補給してください~」
微笑む参加者のみなさん。福祉のスペシャリストのしゃべりは、ありふれた言葉にもあったかみを感じさせます。
 思えば福祉リビングコースは、高大連携、「中央のえんがわ」、介護実習等々、彼が1人で創ってきました。けっしてそれを自慢したり、自分の成果だなんてことはいっさい口にしません。でも、その実直な姿勢が、全国にもないであろう中央の福祉リビングコースの今を形作っています。感無量です。でも、まだまだ発展途上・・・これぐらいでは終わりません笑!
あっ、「中央のえんがわ」にもたくさんのご参加をお待ちしています。次は今月22日です!

言葉の力

 ゴールデンウィーク後半、小国にある「須永博士美術館」を訪れた。
初夏のにおいがただよう阿蘇、新緑が風になびく雄大な景色を背景に、ひっそりとたたずむ建物の(おもむき)が“日常”の喧騒(けんそう)を忘れさせる。
館内には、絵と言葉のギャラリーがあざやかに広がる。
 「あの子たち、後ろ向きなんですよ~チャレンジしないんですよ~」
そんなことを3年1組の担任の先生がぼやいていたのを思い出す。ちなみに担任は、そんな生徒達とは裏腹にやる気満々、まっすぐで、ガッツがあって、チャレンジングな教師だ笑
3年1組の生徒達は、先日の歓迎遠足で限界ぎりぎりのわたしといっしょに歩いてくれた、ありがとう笑。よし、そのお礼をと言葉を探す・・・
 後ろ向きになる、チャレンジしない・・・人は、そんなに強くはない。当たり前だと思う。ただ、人はほんとうに自分の弱さと向き合ったとき、自分の心の在り方が見えてくる。こうでなければならない・・・世の中には、目には見えない「縛り」がたくさんある。そんな「縛り」から解放されたい・・・そんなとき、さまざまな言葉が自分自身の力になる。誰の心にも刺さる言葉はないだろう。ただ、何かに挑むとき、何かをなそうとするとき、言葉の力が偉大だということもまた真実だと思う。
がんばれ、3年1組!

今日は書道部!

 御存じの方は多いと思います。
 中央書道部は、今年1月の書道パフォーマンスグランプリで全国3位に輝きました。
全国で3番手です!
 
今日は歓迎遠足、全校生徒は西合志グランドでバーベキューの予定(スクールライフブログを見てください笑)です。が・・・あえて書道部を取り上げます。
結果だけを見ると過去は帳消しになりそうですが、これまでの歩みはけっして楽な道ではありませんでした。紙がない、場所がない、道具がない・・・はじめてやった書道パフォーマンス。中学生の前で紙が破けて・・・うまくいかない、もうだめだ・・・でも、それでも辞めないで、あきらめないで続けてきた。先輩から後輩へ、悔しさや思いがたくされたバトン・・・ほんとうに、ほんとうにいくつもの困難を乗り越えて書道部の今があります。
 
書道部は、めげない、あきらめない、くじけないという「中央らしさ」の象徴(しょうちょう)だとわたしは思っています。
来週、木曜日。夏の甲子園動画審査の締切日。新聞紙に懸命に書の練習をする生徒達を見ていて、胸に熱いものがこみあげてくるのを感じました。いい結果がでますように・・・

「聞く」ということ

教室に入ると、「おはようございます!」というたくさんの声。

 

「先生、何しに来たんですか?」

「見学に来た。」

 

雨曇りの天気とは対象的に、明るい笑顔がウェルカムしてくれます。

 週明けの教室訪問は、1年9組教室。

看護科のお母さん、大ベテランの先生が担任のクラス。明るく屈託のない雰囲気から、よくかわいがられているのが伝わってきます。ベテランの味というやつです笑。

 

「今日は連絡事項がたくさんあるから、LHRの時間も併せて伝えますね。」

そんな担任の言葉に、教室は一瞬で静かになり、連絡ノートを出す生徒達。

今年の1年生はすばらしいです。入学以来、「うるさい」とか「静かにしろ」なんて不適切な言葉を校内で聞いたことがありません。

きっとわかっているんだと思います。そもそも学校は話を「聞く」場所であることを。

きっとわかっているんだと思います。話を「聞く」ことができないと損をするということを。

看護師という夢。-

それを必ず叶える!まだ幼い瞳の奥に、しっかりとした決意が芽生えるだろうことを期待しながら教室を後にしました。

いざ、体育祭へ

「一発勝負だよ!わかってる?」

「わたしは、むちゃくちゃ頭にきてるんだけど!」

「ソーラン節はとりだよ、最後だよ!誰かの気持ちがゆるんだら、今年の3年はこんなもんかって思われる!」

「わたしは、できるまで何回もやるからね!」

 

  熊本中央高校が誇る熱血ウーマンが吠える、吠える。熱い、熱い。

 歳のせいか、うるうるとじーん、じーんが繰り返される笑。わたしは、この熱血ウーマンの熱さが大好きだ笑。

 明日は体育祭。数年ぶりのフルーバジョン。中央恒例、プログラム最後の3年ソーラン節、最後の指導に熱が入る。

 なんとしても素晴らしいものにしたいという思い。-

 

 感動は目には見えない。がんばればがんばるほど青春は輝く。仲間とともにその一瞬に挑む。

 わたしもわくわくがマックスだ。

 「中央らしい」体育祭。きっと生徒達が見せてくれるだろう。

根っこって何だ?

若手のハイパーフォーマンスMCティーチャーの朝のHR。1年3組。


  いきなり読み始めた詩。しんみりと聞き入る生徒達。


「この詩で、根っこって何だと思う?」

「えっ、うーん、がんばる動機みたいな・・・笑」とある生徒


 ティーチャーはおもむろに語りだす。高校時代にお母さんの弁当のかわりに内緒で購買のパンを食べていたこと。それを、先日お母さんにあやまったこと。その時、お父さんが、「お前、母さんが何時に起きていたのか知っていたのか?母さんは4時半に起きていたんだぞ」と言われて、自分が支えられていたこと、自分という花を、たくさんの枝や幹や根っこが支えてくれていたこと。を-


「みんなは今、花かもしれない。でも、花には必ず根っこがある。いいクラスとは、誰もが花になれて、誰もが根っこになれるクラスだと思う。」

 こんなにいい教師だったかな・・・笑。わたしもうっかりしていた。

ただし、「校長先生がいるからこんな話をしたわけじゃないんだよ笑。」という台詞(せりふ)は余計です笑。いいHRでした~

老骨に鞭打って

ただ、ひたすら教壇に立ち続ける教師がいます。

ただ、ひたすら教えることにこだわる教師がいます。

ただ、ひたすら生徒達とかかわる教師がいます。

 

 中央高校最年長、とってもチャーミングな英語の先生の授業にお邪魔しました。

「先生、今日の授業の前半を見学させてもらっていいですか?」

「えっ、特別なことは何もしませんよ笑」

「あと・・・怒らないでくださいね・・・」

「何ですか?」

「ブログ書くんですけど・・・“老骨に鞭打って”という言葉を使ってもいいですか?」

「もちろんです。老骨に鞭打ちまくっていますから笑」

 

 授業の開始からオールイングリッシュ。元気いっぱいです。

「Who is your favorite writer?」

「What  sports do you like?」

「Do you belong to the badminton club?」

 

 とてもわたしには聞き取れない英語、英語、英語・・・。先生は、かまわずぐいぐいとオールイングリッシュ。元気に答える生徒達。

 

 ただ、ひたすら授業をする。いくつになろうと、ただ、ひたすらに。老いてもなお授業をする。われわれ教師にとっての授業、その根っこにある大切なことを、あらためて今日の授業で教えられた気がしました。

二刀流!?

 昨日の夕方、職員通用門。
「明日、朝のホームルーム見に行くから~」とわたし
「えっ、見に来るんですか?」
「そうだよ。だめ?」とわたし
「いやー、わかりました笑」

 今朝の教室訪問は、こんな適当な感じで決定しました笑
1年2組、普通科芸術創造コース。
 いつもスーツで、礼儀正しく、生徒思い。
 いつもにこやかで、きちんとしていて、生徒にやさしい。
担任は、個性的な教師が多い中央で、屈指の常識派、この人に任せておけば間違いないという先生です。連絡事項も、口頭だけではなく、黒板にきちんと書く。
1限目進路講話があるということであわただしく終わった朝のホームルーム。そこで注目すべき画像を発見!
「写真撮っていい?」とわたし
「はい」
「美術なの?」とわたし
「いいえ、音楽です!」
きらきらした笑顔、音楽でもこれだけの絵のセンス。まさに二刀流。熊本中央高校芸術創造コースは、才能の宝庫だなあ、とあらためて感心しました。


同じ教師として・・・

2024.04.22
今、熊本中央高校で担任も生徒ももっとも初々(ういうい)しいクラスに行きました。
看護科1年10組。
わたしが教室に入ってきたことを気づかないほどの集中、集中。すばらしい雰囲気です。
中央看護科はipadを使って専門科目を学習します。難しい専門用語、折れそうになる心。
でも逃げるわけにはいかない。看護師への道は己との闘いです。負けないように。くじけないように・・・
一方の初担任、若手のホープの先生も同じ。生徒の前では、肩書や経験年数、古いとか新しいは関係ありません。みな、同じ教師です。
生徒をどれだけ成長させることができるのか?自分に負けないように。くじけないように・・・
教師としての技術と専門性を高めて、このクラスの生徒達とともに成長していってくれたらと思っています。同じくわたしも教師です。
生徒の成長、これをどう実現できるのか?揺れつ戻りつしながら自分を高めていきたい、そう思っています。
新しい週が始まります!

未知への挑戦

2024.04.19
3号館4F、理科室前のギャラリーには、世界各国の動植物の写真が展示されています。
わが校の生物教師が、東京書籍の特派員として世界を取材し、撮影してきた写真の数々です。
このギャラリーを見るたびに、あらためて、自然は未知なんだということを思わされます。
その荘厳さと奥深さ、そして、やっぱり学ぶということは“未知への挑戦”なんだ、と・・・
学校での「学び」がマンネリ化しないように、われわれ教師は、常にそのことを忘れてはならない。この場所を通るたびにそう思います。
 
週末になりました。下の写真は、同じく理科室前にある水槽です。
わかるでしょうか?かさごの赤ちゃんとにらめっこ笑
わたしのささやかな癒しです。みなさんも熊本中央高校に来られた際には、ぜひお立ち寄りください。
 

授業の「深さ」をつくるもの

 2024.04.18
1日のうちの4限目、もっとも眠くなる時間。2年芸術創造コースの授業見学に行きました。自称日本史博士、ある先生の「日本史探究」の授業。-
 
「何がいったい階級を作ったと思う?」
「米を持つ者が持たざる者を支配する。米を奪うために何が起こる?」
「日本のことが書いてある本が3冊あります。さて、どこの国の人が書いたのか?」
・・・・・・
静かな語り口、けれど秘められた情熱を感じさせる言葉、発問の数々は、歴史の不思議さに生徒達を引き込みます。じっとたたずんでまどろみもせず話に没頭する生徒達。
テクノロジーを活用すればもっと今風で、スマートな授業になるのかもしれません。でもあくまで黒板。
プリントではなく学習ツールを使えば、もっと効率よく知識が伝えられるのかもしれません。でも、あくまで手作りプリント。
テクノロジーが授業を変える。世間ではそんなことがよく叫ばれています。
でも、テクノジーで、今この教室にある授業の「深さ」が作れるでしょうか?
中央での勤務年数30年、ベテラン教師の鉢巻き姿が誇らしく見えた時間でした。

1年1組の謎!?

2024.04.17
いったいこれは何なんだ~?1年1組の教室に入って目についたチロルの山。
「先生、これはいったい何ですか?」と聞きたかったけれど、中央を代表するパワフルウーマンの迫力の前に、たじろぎ、どうしても聞けない(笑)
粛々(しゅくしゅく)と始まった英単語テスト。
「おっ、見た目満点じゃん」とわたし。
「はい、見た目は・・・」
そんな、ささやかなやりとりを繰り返しながら、どうしてもチロルが気になる。
ホームルーム終盤。パワフルウーマンがいきなり語り出す。
「わたしは今、猛烈に反省しています。」
生徒達のえっという顔。
「実は、わたし昨日、〇〇君が腰を痛めているのを知らないで、「しゃきっとせんね!」とはっぱをかけてしまいました。しかも背中をたたいて・・・
〇〇君、ほんとうにごめんなさい。自分が知らないところで人を傷つけることがある。だから、それをみんなにも忘れてほしくないから、後ろに『鈴と小鳥と、それから私』を貼りました。
みんなちがって、みんないいです。」いい話だ。いい担任は“自分を語る”。さすがパワフルウーマンのホームルーム。
教師の思いが届くとき、教室はいつもすがすがしい雰囲気に包まれる。やっぱり教室はいい。
ただ、いったいあのチロルは何なのか?というわたしの疑問をウーマンにたずねることはできなかった(笑)。

模試に挑む

2024.04.16
ぴりっと張り詰めた空気。真剣なまなざし・・・
3年特進コースが、今年最初の進研模試に挑みます。
「数よりもストーリーを。」-
受験勉強の功罪がいたるところで叫ばれる中、中央特進は、あくまで
1人1人の成長と、なりたい自分になるために受験に挑みます。
〇〇大学何名等といったいわゆる進学実績・・・これまであった学校の常識。これにも熊本中央高校特進コースは疑問を呈します。
何のために勉強するのか?-
それは、自分の可能性を見つけるため・・・
今まで知らなかった自分を知るため・・・
なりたい自分になるため・・・
中央特進の”こだわり“です。
たくさんの先輩達が、なりたい自分になるんだという感動的なストーリーを見せてくれました。それは特進の誇りです。
今年の3年特進コースは、どんなストーリーを描くのか?-
模試の冊子を1枚1枚めくりながら問題をじっと見つめる生徒達の姿に、そんな期待が膨らみました。
脳みそに汗をかくぐらい考えること!新たな感動が生まれることを期待して・・・

読書の心

2024.04.15
週明けは雨のスタートです。
「8時40分になったら勉強をするか、読書をするか始めてください!」
ざわつく教室、急いで勉強道具を取りに担当箱に走る走る。
今年度から初担任になったニューフェイスの女性の先生のホームルームを見学させてもらいました。
さすが2年生、朝の時間は慣れたものでさっと静かになり、ほとんどが漢字の学習を始めます。
そんな中、『すばらしき人体~あなたの身体をめぐる冒険』(山本健人著)を熱心に読みふける生徒の姿がありました。
「自分で買ったの?」とわたし。
「はい」
「興味あるの?」とわたし。
「はい」
たったそれだけの会話だったけれど、その生徒の強い興味がわたしの心を打ちました。読書は強制されてするものではない。わたしはそう思います。
本を読むことは心が自由だということを思い出させてくれるとも・・・どんなことがきっかけになるかわからない。
熊本中央高校にはきっとこんな「答えのない学び」がたくさんあるんだろうなあ~
「2年生は、今週からスカート丈、靴下、ちゃんとする強化週間に入ります!全員起立!」
担任の先生の元気な声が響く中、そんなことを思いながら教室を後にしました。

担任の思い、彩る言葉。

2024.04.12
「生徒の数だけ夢がある。」-

1・2号館4F。新1年生の教室の後ろにはこんな言葉が掲げられています。
担任の先生は、「教壇に立つ先生方に見てほしいから、みんなの後ろに掲げています。」と熱い思いを語ってくれました。
今朝、その教室のショートホームルームを訪問しました。
「クラスで大切なことは何だった?」という担任に、「思いやり」とにこっと笑いながら答える生徒達。「そう、だから、書道部の人たちに“思いやり”を書いてもらいました。これを、みんなから見える黒板の上に掲げたいと思います。」うん、うん、とうなずく生徒達。
思いを言葉にする。この春の学級開き。担任の心には、たくさんの思いがめぐっています。成長してほしい・・・思いやりをもってほしい・・・楽しい学校生活を送ってほしい・・・そんなたくさんの思いが言葉になって、春の教室を彩ります。
「反応がなくても、俺は、何度でも問いかけ続けるから(笑)」

ふと見ると、春の陽光差し込む教室の窓に、ちょっと微笑む生徒達の姿がガラス越しに映っていました。

新入生オリエンテーションにて

2024.04.11
「友達作りを急がない。」

本日から始まった新入生オリエンテーション。その人権講話での話。
それからまた、こんな話もありました。
「友達は作るものではなく、同じ空間で、同じことを頑張る中で自然とできるもの・・・」
この話の中には、とても大切なことが含まれています。わたしたちが日常的によかれと思っていることであっても、それが必ずしも誰にでも当てはまることではないということ。他を認め、他を尊重すること。
わたしもまた入学式で、金子みすゞの「鈴と小鳥と、それからわたし」にある「みんなちがって、みんないい」という言葉を引用させてもらいました。熊本中央高校は、この精神を大切にすると・・・
人権講話を真剣に聞く新入生のまなざしの中に、ものごとを深く考えることの大切さ、新たな気づきがあったように感じました。
たくさん考え、たくさん学んでいってくれることを願っています。

総探(そうたん)、始まります。

2024.04.10
常に新しく。常に広く。常に深く。-

中央にしかない総探(そうたん)の「学び」が新年度スタートしました。

今年は何が起こるのか?
ググると何でもわかる時代。あふれる情報、その情報にどんな価値があるのか?
「教える」から「学ぶ」へ。-
新しい学校の在り方を求めて熊本中央高校総探にしかない商品開発、フィールドワーク、スキルアップという3つのカテゴリが始動します。
「できないことはない」。
まだあどけなさが残る新2年生の胸に、熊本中央高校総合探究コースの誇りとプライドがしっかりと芽生えますように・・・

みなさん、今年の中央総探にご期待ください。

祝入学

 2024.04.09
「どうしても中央に行きたい!」
そんな思いを胸に、今日入学式を迎えた生徒がいます。
「中央で全国を目指す!」
そんな志を掲げて、今日入学式を迎えた生徒がいます。
「自分には中央しかない!」
そんな熱い思いを持って、今日入学式を迎えた生徒がいます。
 
十人十色。-
熊本中央高校入学式。それぞれの思いを胸に、今日299名が新しいスタートを切りました。
どんなドラマを見せてくれるのか。どんなストーリーを描いてくれるのか。
坪井川に咲き誇る満開の桜が、新入生のこれからを応援してくれているようです。
われわれ熊本中央高校の教師達も、本気の本気で新入生の思いにこたえていきたいと思っています。幸多き3年間になることを祈って・・・