ある生徒への手紙
2026-02-10
もうこれ以上、先生や学校に迷惑をかけたくありませんから-
そんなある生徒の言葉がずっとひっかかっています。『ある生徒への手紙』です。
親御さんや先生たちは、人に「迷惑」をかけてはいけないと教えます。それはけっして間違ってはいません。でも、人に「迷惑」をかけずに生きている人がいるでしょうか?人に「迷惑」をかけずに大人になる人がいるでしょうか?困ったとき、苦しいとき、自分の力ではどうしようもできないとき、誰しも人は、人に「迷惑」をかけます。「迷惑」という言葉が、どうしてもいけないことのような感じを与えるけれど、ようするに助けてもらうということです。なら、人を助けるという行為は、そんなに嫌なことなのでしょうか?もしそうだとしたら、この世の中は成り立っていないはずです。人と人とが助け合うからこそ、この世の中は成り立っています。そして、忘れてはならない大切なことは、誰もたった一人では幸せにはなれないということです。自分のことだけを考えていても幸せにはなれない。誰かを助けることで、自分の気持ちが満たされたことだってあったと思います。誰かを助けたことで、よかったなと思えたことがあったはずです。人は、誰だって自分だけでは幸せにはなれません。いつかまた君が、誰かを助けることがあるかもしれない。いつかまた君が、誰かの「迷惑」を受け止めることがあるかもしれない。そしてその「迷惑」に自分の幸せを感じることがあるかもしれない。
だから、今は「「迷惑」をかけていいんだよ。」とわたしは言いたいです。-
新しい春に向けて、わたしの言葉がある生徒の心に届くことを願っています。


