学校長ブログ
今日は書道部!
「聞く」ということ
教室に入ると、「おはようございます!」というたくさんの声。
「先生、何しに来たんですか?」
「見学に来た。」
雨曇りの天気とは対象的に、明るい笑顔がウェルカムしてくれます。
週明けの教室訪問は、1年9組教室。
看護科のお母さん、大ベテランの先生が担任のクラス。明るく屈託のない雰囲気から、よくかわいがられているのが伝わってきます。ベテランの味というやつです笑。
「今日は連絡事項がたくさんあるから、LHRの時間も併せて伝えますね。」
そんな担任の言葉に、教室は一瞬で静かになり、連絡ノートを出す生徒達。
今年の1年生はすばらしいです。入学以来、「うるさい」とか「静かにしろ」なんて不適切な言葉を校内で聞いたことがありません。
きっとわかっているんだと思います。そもそも学校は話を「聞く」場所であることを。
きっとわかっているんだと思います。話を「聞く」ことができないと損をするということを。
看護師という夢。-
それを必ず叶える!まだ幼い瞳の奥に、しっかりとした決意が芽生えるだろうことを期待しながら教室を後にしました。
いざ、体育祭へ
「一発勝負だよ!わかってる?」
「わたしは、むちゃくちゃ頭にきてるんだけど!」
「ソーラン節はとりだよ、最後だよ!誰かの気持ちがゆるんだら、今年の3年はこんなもんかって思われる!」
「わたしは、できるまで何回もやるからね!」
熊本中央高校が誇る熱血ウーマンが吠える、吠える。熱い、熱い。
歳のせいか、うるうるとじーん、じーんが繰り返される笑。わたしは、この熱血ウーマンの熱さが大好きだ笑。
明日は体育祭。数年ぶりのフルーバジョン。中央恒例、プログラム最後の3年ソーラン節、最後の指導に熱が入る。
なんとしても素晴らしいものにしたいという思い。-
感動は目には見えない。がんばればがんばるほど青春は輝く。仲間とともにその一瞬に挑む。
わたしもわくわくがマックスだ。
「中央らしい」体育祭。きっと生徒達が見せてくれるだろう。
根っこって何だ?
若手のハイパーフォーマンスMCティーチャーの朝のHR。1年3組。
いきなり読み始めた詩←。しんみりと聞き入る生徒達。
「この詩で、根っこって何だと思う?」
「えっ、うーん、がんばる動機みたいな・・・笑」とある生徒
ティーチャーはおもむろに語りだす。高校時代にお母さんの弁当のかわりに内緒で購買のパンを食べていたこと。それを、先日お母さんにあやまったこと。その時、お父さんが、「お前、母さんが何時に起きていたのか知っていたのか?母さんは4時半に起きていたんだぞ」と言われて、自分が支えられていたこと、自分という花を、たくさんの枝や幹や根っこが支えてくれていたこと。を-
「みんなは今、花かもしれない。でも、花には必ず根っこがある。いいクラスとは、誰もが花になれて、誰もが根っこになれるクラスだと思う。」
こんなにいい教師だったかな・・・笑。わたしもうっかりしていた。
ただし、「校長先生がいるからこんな話をしたわけじゃないんだよ笑。」という台詞は余計です笑。いいHRでした~
老骨に鞭打って
ただ、ひたすら教壇に立ち続ける教師がいます。
ただ、ひたすら教えることにこだわる教師がいます。
ただ、ひたすら生徒達とかかわる教師がいます。
中央高校最年長、とってもチャーミングな英語の先生の授業にお邪魔しました。
「先生、今日の授業の前半を見学させてもらっていいですか?」
「えっ、特別なことは何もしませんよ笑」
「あと・・・怒らないでくださいね・・・」
「何ですか?」
「ブログ書くんですけど・・・“老骨に鞭打って”という言葉を使ってもいいですか?」
「もちろんです。老骨に鞭打ちまくっていますから笑」
授業の開始からオールイングリッシュ。元気いっぱいです。
「Who is your favorite writer?」
「What sports do you like?」
「Do you belong to the badminton club?」
とてもわたしには聞き取れない英語、英語、英語・・・。先生は、かまわずぐいぐいとオールイングリッシュ。元気に答える生徒達。
ただ、ひたすら授業をする。いくつになろうと、ただ、ひたすらに。老いてもなお授業をする。われわれ教師にとっての授業、その根っこにある大切なことを、あらためて今日の授業で教えられた気がしました。
二刀流!?
「明日、朝のホームルーム見に行くから~」とわたし
「えっ、見に来るんですか?」
「そうだよ。だめ?」とわたし
「いやー、わかりました笑」
今朝の教室訪問は、こんな適当な感じで決定しました笑
1年2組、普通科芸術創造コース。
いつもスーツで、礼儀正しく、生徒思い。
いつもにこやかで、きちんとしていて、生徒にやさしい。
担任は、個性的な教師が多い中央で、屈指の常識派、この人に任せておけば間違いないという先生です。連絡事項も、口頭だけではなく、黒板にきちんと書く。
1限目進路講話があるということであわただしく終わった朝のホームルーム。そこで注目すべき画像を発見!
「写真撮っていい?」とわたし
「はい」
「美術なの?」とわたし
「いいえ、音楽です!」
きらきらした笑顔、音楽でもこれだけの絵のセンス。まさに二刀流。熊本中央高校芸術創造コースは、才能の宝庫だなあ、とあらためて感心しました。